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多くの専業トレーダーは1日10時間以上パソコンを開き、為替チャートと睨めっこしています。快適なFXトレード環境を構築するために、そしてトレードによる利益を少しでもアップさせるために相場歴10年目の私がようやく辿り着いた最高のトレード環境をご紹介します。
トレード環境構築において重要なのは、「チャートの使いやすさ」「トレードのしやすさ」「いつでもどこでもトレードできるか」に集約されると考えています。
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斉木勇一(サイキックス)
論理的アプローチを得意とするトレーダー、システムエンジニア。バイナリー歴8年、為替歴13年。震災をきっかけに相場の世界へ足を踏み込む。長い下積みを経て2015年に脱サラ。やっと勝てたと思ったら、今度は業者に約1000万出金拒否される。 著書「ロジカルトレーディング」「Profit Quadrant」(全文英語)。専門誌「FX攻略.com4月号」、単行本「ボリンジャーバンドで稼ぐトレーダーのFX戦略」掲載。自作インジケーターのDL数は100万回超え。サイキックスの略歴はこちら
チャートソフトによってそれぞれ特色があり、「裁量トレードで水平線を引くのに最適なチャートソフト」「開発に最適なチャートソフト」「発注に最適なチャートソフト」によって使い分ける必要があります。
2021年においてチャートの見た目はどの業者もある程度同じで、見やすさもそこまで大きな違いはありません。なので、チャートソフトを選ぶときには「プラスアルファの機能の多さ」と「カスタマイズ性」に重点をおいて判断しています。
裁量トレードするなら一択「トレーディングビュー」
私は、メインのチャートソフトとしてはトレーディングビューを使用しています。特に出先ではTradingViewの方を利用することが多いです。
・アカウントと紐付けしてチャートを管理しているため、異なるPCやどの環境であっても連動して同じチャートが開ける
・為替だけでなく、先物や仮想通貨、株等のデータを表示されることができる
・複数の業者のチャートを表示させることができる
TradingViewのデメリットとしては、基本は「永年無料」で使えますが、複数通貨表示やインジを3つ以上いれる場合にはおいては「有料プランに加入する必要」があります。
これはMT4やその他チャートソフトの開発業者はFX業者から支払われるライセンス料を主な収入源としているのに対し、TradingViewが「トレーダー個人から直接支払われるサブスプリクション収入を主な収入としている違い」だと思います。またTradingViewには「リアルタイムチャートを共有できる機能」があります。
これによって今どんなラインを引いていてインジをどう設定しているのか、自分のチャートを丸ごと第三者に見せることが出来ます。この機能は私の知る限りトレビューにしかないので重宝しています。
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開発や多様なインジケーターが使える「MT4」
MT4(メタトレーダー4)はバイナリーやFXをやられている方の多くが、非常にシェア率の高いチャートソフトになります。
・全機能が完全無料で使える
・2005年にリリースされ、開発から14年以上経過しており、世界規模での開発リソースや先人たちのデータが豊富開発面やカスタマイズ性に優れている
・開発面やカスタマイズ性に優れている
私も相場の世界に入ってからトレーディングビューを使う前までは数年間、ずっとMT4を使っていました。
MT4のデメリットとしては表示できるチャートは、一つの業者のみで、為替または一部の金融商品しか見れないことと、(例えばXMの提供しているMT4を導入しても他業者であるOANDAやFXDDのチャートを見ることはできない)価格帯別出来高分析ができないことが挙げられます。見た目と使い勝手が数年は変わっていないであろう良くも悪くも伝統的なソフトです。
発注専用で使うFX業者オリジナルチャートソフト
証券業者が出しているチャートソフトは、MT4やトレビューと比べて「自由度が低い」「開発リソースが乏しい」傾向があります。正直発注(エントリー、決済)の時しか使ってません。
チャートソフトには今紹介したMT4かトレーディングビューの他にもGMOのプラチナチャートや、DMMのプレミアチャート、ライオンチャートなどそれぞれの証券会社が出しているものをありますが、発注するとき以外使えないです。ガンガンにプログラミングで詰めていきたい方や、過去検証、カスタムインジを使っていきたい方からすると、証券会社固有のものは選択肢から外れます。
凡庸性の高さ、将来性はトレーディングビューが一つ飛び抜けてるかなと思います。
MT4、トレビューは「世界規模」での開発や事業展開されているという点も魅力です。結局は自分の使いやすさが一番大切なので、好きな方を使えば良いと思います。
49インチ ウルトラワイドモニター
普段自宅でトレードする時は、「Dell U4919DW 49インチ 曲面 ウルトラワイドモニター」の2枚のモニターをみてトレードしています。
デュアルモニター6枚からこれを2台設置に切り替えてめちゃめちゃ快適になりました。
会社員時代の社用パソコン
→2枚モニター(チャート+開発画面)
→4枚モニター(雰囲気で買ったトレーダーズPC)
→6枚モニター+ノートパソコン(専業になって買った)
→大型モニター2枚+ノートPC(現在)
社用PCから、トレードが上手くなるにつれモニターがどんどん増えていき、最大6枚使っていましたが、モニターの切れ目がある部分が嫌だったのと、無駄に何枚もあって使いづらいことに気づき、大きいモニターを2台にしました。
確かにマルチモニターで何枚もモニターを並べてトレードすると「かっこよさ」や「雰囲気」は出ますが、実用性を考えると、1枚もしくは2枚が「最適解」であるような気がします。
FXトレード、バイナリーに必要なモニターの枚数
トレードする時にチャートは最低でも4通貨は表示させる必要があると考えています。
よって、マルチモニターを行うと必然的にパソコンが負荷がかかるので、通常のオフィスワークなどを行うよりも高いスペックのパソコンが必要となります。
ワイヤレスマウス
チャートのスクロール、バイナリーでの連打エントリーなど、かなり使い倒すので、なるべく耐久性があるマウスを選ぶようにしています。
Bluetooth(ブルートゥース)のコードレスマウス「Logicool MXTB」を使っています。
このマウスの素晴らしい所は、
- 丸い球体の部分だけでほとんどの操作に対応していて、「実質親指だけ」で操作できるところ
- 異なるOS(WindowsとMac等)であっても端末であっても、そのままコピペができるところ
特に金融系の用語というのは長くて難しい単語が多いので、いちいち打ちたくない時にこのコピペ機能を多用していました。
屋外トレード用のノートパソコン「Macbook Air」
私は、性能と持ち運びのしやすさ重視でMacBookを利用しています。
ノートPCは消耗品です。価格ドットコムで10万円くらいの新品パソコンであれば、なんでも良いです。
- Wi-Fiが繋がりやすい性能を持っていること
- 4分割チャートを数時間表示させてもサクサク動く性能であること
特にWi-Fiや通信環境をいくらこだわっても、それを受け止められるだけのPC性能がないと意味がないものになってしまいます。
爆速なネット回線
バイナリーオプションで何度も凍結されると場合によっては同じIPからのアクセスが出来なくなります。(即凍結案件)なので、初めからIPが16個付いている「フレッツ光IP16」を使用しています。
今まだ凍結していないのにも関わらず、ここまでの上位プランを契約するメリットは皆無ですが、出来るだけ早い回線を使うことは重要です。速さだけでいうと「NURO」を推奨しています。
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パソコン用ポータブルチャージャー(バッテリー)
そこまでMT4とトレーディングビューはそこまで処理量を求められるソフトではないですが、
常時通信を必要とするため、長時間チャートを開いていると「半端なくバッテリーを消費します」
外出中、ポジションを持った時にバッテリー切れで、急にチャートが見れなくなるというのは「最悪の状況」ですので常に持ち歩くようにしています。
アイマスク&耳栓
一見「トレードと何の関係があるの?」と思われがちですが、アイマスクは、全トレーダーにおすすめしたい神アイテムです。夜遅くまでトレードを長期間やっているとどうしても不規則な生活を送りがちになり、「寝ポジ」をしてしまうことがあります。
寝ポジとは…ポジションを持ったまま寝てしまうこと
寝ポジをすると、朝起きたら青ざめるような経験が待っています。
寝ポジをした私の末路
- 起きたらストップロスにかかっていた
- ストップロスを入れ忘れ、数百万単位のマイナスになっていた
アイマスクと耳栓を使うことで雑音と光をシャットアウトし、「睡眠の質を上げる」
そしてかけるタイミングを固定化し、体に覚えさせることで
「自分で睡眠の時間をコントロールできるようになる」というのが目的です。
トレードで勝ち続けるためには、手法の他にも「勝ち続けるための努力」が必要になってきます。
レバレッジによっては、寝ポジ一回で資産の大半を吹き飛ばしてしまう場合もあり、将来の損失を防ぎ、トレード時間を増やすことがアイマスクと耳栓は、「今すぐにでも買って実践すべき最高のコスパを誇る商品」だと思っています。
アイマスクは、飛行機に乗った時にもらえる無料の物や100円ショップのものでも良いですが、色々試してみて個人的におすすめなのは「天使のシルクアイマスク」という1500円のアイマスクです。現在は頂いたLVのアイマスクと交互に使用しています。
iPad Pro(ある程度のサイズのあるタブレット)
iPadがあると、チャートに触れる時間が激増します。専業1日中チャートを見れる方は、パソコンでも構わないんですが、iPadの方が携帯性やすぐ取り出せてみれるという部分で優れているかなと。
iPadが1台あれば、寝室やキッチン、トイレまでどこでもいつでも大きな画面でチャートが見れます。他に何か作業している時にどこかに置いておくだけで良いのでチャートと常に触れ合うようにしましょう。
お金がないけど、トレード環境を整えたい場合は何を優先したら良い?
トレード環境を選ぶときの重要度は「チャートソフト≪通信環境≪PC≪≪≪その他周辺機器」の順番だと思っています。チャートソフトは無料で使えることから、通信環境を整えて、大きいモニターを購入するのが良いと思います。49インチモニターは10万円以上しますが、昔私が使っていた34インチ局面モニターだと、Amazonで3万円弱で買えるみたいなので良いと思います。
おすすめのFX勉強本はありますか?
FX初心者におすすめの書籍はこちらで紹介してます。
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PCや周辺機器は経費としても認められやすいので、 ぜひ自分史上最高のトレード環境を作ってみてください。
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