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【FX】テクニカルとファンダメンタルどっちが勝てる?プロが徹底比較
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【FX】テクニカルとファンダメンタルどっちが勝てる?プロが徹底比較

FXトレードでテクニカル分析とファンダメンタルズ分析は、どっちが最強なのかは常に長い間議論されてきました。結果として、FX初心者のトレーダーの大半が「テクニカル分析のみを利用したトレード」を行っています。今回はテクニカル分析、ファンダメンタル分析のメリットとデメリットを比較しながら、FXで勝つためにはどんなことをすれば良いかについて解説していきます。

テクニカル分析とファンダメンタル分析の違い

テクニカル分析とは?

ファンダメンタル分析とは?

テクニカル分析とファンダメンタル分析の比較図

テクニカル分析とファンダメンタル分析の違いは、端的に言うと「チャートを使うか使わないかの違い」だと思っていただければと思います。(※例外あり)

初心者にはテクニカルとファンダメンタルどっちがおすすめ?

なぜかというと、どんなファンダメンタルも最終的には全て価格に織り込まれ、チャートの値動き(テクニカル)に反映されるからです。金利差がどうだろうと、雇用統計の結果がどうだろうと、最終的にはチャートの上下動として表れる。であれば、チャートを正しく読めるようになれば、ファンダメンタルの「結果」を拾えるということです。

ここからは、それぞれテクニカル分析とファンダメンタル分析について詳しく解説し「初心者が勝つために必要な知識」をお伝えしていきます。

ファンダメンタル分析を使ったトレード手法

ファンダメンタル分析の種類

ファンダメンタル分析の種類(一例)
  • 米国債等の金利等の金融政策から判断
  • ヘッドライン(速報)や要人発言から判断・米国債等の金利等の金融政策から判断
  • 経済指標の数値から判断(米雇用統計、失業率、GDP等)

ファンダメンタル分析のメリット

大きな損失を未然に防ぐことができる

「重要な経済指標発表があるのにも関わらずそれを知らずにポジションを持ち続け莫大な損失を出してしまった」などということは、10年前から今に至るまでよくある話です。

どんなにテクニカル的に良いチャートでも、経済指標の大きなファンダメンタルの出現によって流れが一気に変わってしまうことは多々あります。

通貨ペアの主要なイベントスケジュールや時期ごとの特徴を押さえておくことで、危険な時間帯でのエントリーを避け、未然に大きな損失を防ぐことができます。テクニカル至上主義のトレーダーであっても、「今日何時に何の指標があるか」だけは絶対に確認すべきです。これはファンダメンタル「分析」ではなく、ファンダメンタル「確認」の話です。

関連記事【重要】経済指標をハックするFXトレード戦略と便利ツール

中長期的な予測を立てることができる

今の時代、X(旧Twitter)やFX業者のニュース配信などで「機関投資家と同レベルの情報」を「無料」で手に入れることが可能です。20年前なら月額数万円払わないと見れなかった情報が、今はスマホ1台で手に入ります。

そして為替相場や先物市場は株式市場と違ってマーケットが巨大すぎるため、「インサイダー取引」という概念がほぼ成立しません。つまり、個人投資家でも質の高い情報を使って中長期的な方向性を読むことは十分に可能です。

根拠を持った新興国通貨ペア、エキゾチック通貨ペアトレードができる

USD/TRY  (ドルトルコリラ)の日足チャート

ドル円やユーロドルなどのようにメジャーでない、新興国系の通貨ペアのことをエキゾチック通貨と言います。
具体的には南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、香港ドル、シンガポールドル がエキゾチック通貨にあたります。

エキゾチック通貨のように出来高がなく価格が安定しにくい通貨ペアにおいては、断続的な上昇トレンドであったり、急騰急落が頻繁に起きたりと、テクニカル分析を行うための十分なチャート情報が取りづらく、テクニカル分析の信頼度が低くなってしまう場合があります。

ファンダメンタル分析のデメリット、弱点

機関投資家に情報のスピードで敵わない

個人投資家と機関投資家では「情報の得られるまでの圧倒的な速度の差」が存在します。

ファンダメンタル情報の速度格差:機関投資家 vs 個人投資家

ファンダメンタル分析というのは、ニュースや経済データをもとにトレードを判断するわけですが、個人の元に届くニュースは大抵どこかから転載された二次情報です。あなたが「速報だ!」と思って見たニュースは、機関投資家がすでに数秒前にトレードを終えた後の情報なんです。

機関投資家がファンダメンタルを分析を行う際には、主に「ブルームバーグ端末」or 「ロイター端末」という金融機関専用の情報端末を使ってヘッドライン(速報)を見ます。

この端末から得られる内容が事実上世界で一番使われている有用な最速のファンダメンタルズ情報です。

シェア率が一番高いブルームバーグ端末は一台設置するのに一番安いプランで「端末代の数百万」「月額料金20万」ほどすると言われています。より身近なものだと日経新聞がやっている「Quick」という国内株に特化したサービスもあり、こちらは年額約70万ほどと言われています。

[sanko href="https://about.bloomberg.co.jp" target="_blank" title="Bloomberg Professional Service" site="Bloomberg"]

ファンダメンタルズの中でもとりわけ速報や経済指標を判断基準にするのであれば「大口投資家との椅子取りゲーム状態」になるんですね。

大口投資家ははAI/アルゴリズム/HFT(超高頻度取引)などを用いて、最速で情報を得られるブルームバーグ端末のヘッドラインを元に判断し、数秒で経たないうちにエントリー/決済を行います。

つまり、指標や何か速報があった時の数秒後、数分後には、もうチャートに折り込み済みでチャートが動いているわけです。少なくとも億以上の運用を行っていない場合には「ファンダメンタル分析は費用対効果が低い」です。またもし運用金額が大きい場合でも、極めて高度で専門的な知識を要します。

ファンダメンタルは短期トレードの相性が悪い

ファンダメンタルには、「瞬間的に反応する情報」と「時間をかけてマーケットが反応していく情報」の2種類があります。瞬間的に反応する情報(経済指標の結果、要人発言など)は先ほど説明した通り、個人が速度勝負で勝つのは現実的に不可能です。

では「時間をかけて反応する情報」(金融政策の方向性、景気循環など)はどうか。これは確かに個人でも分析できますが、効果が出るのは数週間〜数ヶ月単位の話です。バイナリーオプションやFXデイトレードのように目先数時間の値動きを狙う短期トレードには、ほとんど活かせません。

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テクニカル分析を使ったトレード手法

テクニカル分析の種類

テクニカル分析の種類(一例)

・インディケーター(テクニカル指標)を用いた分析
(例 移動平均線/乖離, ボリンジャーバンド、MACD等)

・裁量トレード分析(ローソク足、チャートパターン、水平ライン、トレンドライン、値幅観測論、エリオット波動等)

・完全に自動で売買するシステムトレード(EA、トラリピ等)

テクニカル分析のメリット

再現性のある安定したトレードが行える

テクニカル分析では一度手法を明確にしてしまえば、どんな状況でも誰がやっても再現性のあるトレードが行えます。AさんがトレードしようとBさんがトレードしようと、同じ手法を使っている限り同じような結果になる。だから機械にトレード手法を教えて代わりにやらせるシステムトレード(EA)が成立するわけです。

逆に言えば、「なんとなくチャートの形が良さそうだからエントリーした」というのはテクニカル分析ではありません。それは勘です。

再現性のある手法を使うことで「根拠のあるトレード」を行うことができ、
安定的なトレードを行うことができます。

過去のデータを生かしたトレードができる

ファンダメンタル分析の場合、例えば同じ金融緩和があったとしても「みんな緩和があるだろうと思っている中での緩和」「誰も緩和すると思っていない中での緩和」などと前提条件が毎回違いため、全く過去と同じような状況でトレードするには難しいのです。
ただ一方で、レンジ相場は毎月同じようにきますし、同じようなチャートパターンも頻繁に発生します。

テクニカル分析は「過去と同じ状況が発生した時にどうなったか」の膨大な記録がチャートに大量に残されているため、過去チャートを分析することで優位性が高いトレードが行うことができます。

関連記事【鉄板チャートパターン8選】投資家心理と勝てる手法を全てマスター

テクニカル分析のデメリット、注意点

インジケーターは良し悪しがあり、自分で見分ける力が必要

インジケーターや自動売買を使うためには、徹底的に検証をし、最低でも4年間分のバックテストを取る必要があります。

バックテストとは「固定の条件でどれくらい勝てるのか?」をプログラミングを用いて過去データで検証することです。裁量手法であっても、最低500ケースくらいは手動で検証する必要があります。

気が遠くなるかもしれませんが、これを省略して「どこかのサイトで見つけたインジケーターをそのまま使う」で勝てるようになった人を、私は14年間で一人も見たことがありません。検証は地味ですが、これが勝てるトレーダーと負けるトレーダーの決定的な差です。

関連記事【FX初心者】無料インジケーターを無闇にダウンロードしない方がいい理由|MT4

インジケーターの数値自体に意味があるわけではない

インジケーターはそれを使って「トレンドがいつ終わりそうか」「あとどれくらい買いが続きそうか」などを分析できることに意味があり、インジケーターの計算式や数値自体にあるわけではありません。
有名どころのインジケーターの分析は2行でかけるような基本的な掛け算とか割り算を使ったものがほとんど。

例えば、5日移動平均線であれば「1日目〜5日目の終値を全部足して5で割ったもの」なわけですが、その数値自体には何の意味もありません。

そんな簡単な計算式で勝てるなら、投資を始めている人の大半が億万長者になってます笑

世の中のほとんどのインジケーターは誰かが「思いつき」と「ノリ」だけで適当に作ったものだと考えてください。それは「ネームバリューがあるものだったとしても」同じです。

「インジケーターの数値がこうだから」「なんとか理論ではこうだから」ではなく、その結果としてチャートのどの動きを狙いに行くのか?を考えることが大事です。例えば「ストップロスの巻き込みによる急上昇を狙う」「レンジブレイク後の初動を獲る」など、狙う値動きが明確でないインジケーターの数値に意味はありません。

私自身、相場を始めた頃はインジケーターを何十個も試しましたが、最終的にはインジケーターをほとんど使わず、チャートの価格情報から買い/売り圧力を直接読み取る「ライントレード」にたどり着きました。色んなインジケーターをこねくり回す前に、相場の中のどの動きを狙うのか?を明確にすること。これが成功への最短最速の道のりだと今でも確信しています。

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