今回から全3回に渡ってバイナリー・FX業者から幾度となく凍結を食らっているサイキックスが「誰でも今よりチャートを見れるようになる相場の見方」をお伝えしていきます。
このコラムを読んだ後、あなたは
今まで見ているレンジ相場が全く違う別物のように感じられ、アホみたいにレンジを理解できるようになるでしょう。
最後までお読みいただければ幸いです。
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サイキックスと申します。
筋が通っていないことが大嫌いなロジカルライントレーダーです。
元々会社員でシステムエンジニアをしていましたが、2011年の東日本大震災をきっかけにFXを始め、今年14年目です。バイナリーは今年9年目です。
今となっては口座凍結は日常茶飯事ですが、騙されまくっていて勝てていない下積みがめちゃめちゃ長い間あります。
口座凍結とは …利益額が「一定の基準」を満たすとバイナリー業者によって設けられる1回あたり一定額以下のエントリーしか出来なくなる制限のこと
私が投資を始めた2011年ごろの情報が今よりも圧倒的に少なかったですが、これまでトレードのブログ、サイト、書籍に書かれてあった「FXの勝ち方」「聖杯手法」「勝率90%の魔法のインジ」など…合計で1000回以上は騙されてます。
幸い私はプログラミングができ、事前にバックテストで勝率を知ることができたので実際にほとんど損失額はそんなに多くなかったのですが
絶対に勝てる魔法の手法のはずが箱を開けてみると…
・バックテストをかけると年間勝率50%を切っている
・そもそも自分の裁量要素がありすぎてよくわからない
・インジケーターを何個も入れる手法で判断が追いつかない
チャートの勉強をしてこんなことが半年ぐらい続いて「このまま一生勝てないのでは?」と1人でモニター前で号泣したこともあります。
こんなことが幾度となくあり、ついにあることを思い付きます。
「今やっていること自体が見当違いなのではないか?」
そもそもパソコンでインジをこねくり回し、自体がナンセンスだったのです。
そして「本質は全てチャートにあること」「自分が今まで知っていると思っていた相場について何も知らないこと」に気づきます
このチャートの局面はどんな相場だと思いますか?
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7秒だけ考えてみてください
7..
6…
5….
4…..
3……
2…….
1…………
準備はできましたか?
おそらく多くの人は『レンジ相場かな?』ぐらいにしか思わないでしょう。
半分正解で、半分不正解です。
実際のレンジ相場には「3種類の型」が存在し、種類よって全く意味が異なるからです。
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- ボックス型…上限と下限がわかりやすく意識されるレンジ
- 収縮型…高値切り下げ、安値切り下げの値幅が収縮するレンジ
- 拡散型…高値切り上げ、安値切り下げの値幅が拡大するレンジ
先ほどの画像の場合は「ボックスレンジ相場」となります。
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世の中には、RSI、ストキャスティクス、MACD、ボリバンなどのインジを元に「買われすぎ売られすぎ」を判断する多くの「逆張り手法」が存在しますね。
が、これらが機能するのは「ボックスレンジ相場」のみです。
トレンド相場含め、他のレンジ相場で使っても、ボリバンの場合はバンドウォークが起きたり、オシレーターの天井/底での貼り付けが起き、だいたい負けます。
▶︎高値貼り付きの実際のチャート
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▶︎拡散型の実際のチャート
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エントリーしやすいのは、で見なきゃいけないのは「ボックス型」
逆に絶対にエントリーしちゃいけないのは「拡散型」
ボックス型と拡散型は《子猫》と《トラ》ぐらい違います。
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ボックス型レンジは先ほどお伝えしたように、値幅がある程度一定なので既存のインジケーターが効きやすいのに対して、
拡散型レンジは、トレンドの方向性がつかみづらく、波形の判断がしづらいのと、ダマシのブレイクが起きるために、どっちにエントリーしようが優位性の高いトレードをしにくい傾向にあります。
相手が子猫だと思って戦いに望んだら、蓋を開ければトラだった
そのまま為す術もなく食われ、
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レンジを正しく認識していないことによる悲劇。
これがレンジ相場で負ける理由の8割以上を占めます。
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では、次の質問。下記のチャートはどんな相場でしょうか?
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7..
6…
5….
4…..
3……
2…….
1…………
こちらも、トレンド相場だと思われたそこのあなた。
正解であり、不正解です。
なぜならトレンド相場にはブレイクアウト相場、チャネルトレンド相場の2種類存在するからです。
- チャネルトレンド相場…トレンドが強すぎる相場、一方向へ長いローソク足(急騰/急落)が頻出する相場
- ブレイクアウト相場…押し目をつけて規則的に上昇(下降)しているトレンド相場
▶︎ブレイクアウト相場型の実際のチャート
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ブレイクアウトには短期的な勢いは強いがトレンドが短命に終わることが多い。逆にチャネルトレンド相場は勢いはゆるやかでもトレンドに継続しやすい
ブレイクアウト相場は、ボックスレンジがブレイクした後、経済指標発表がされた直後によく起こります。
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例えば、「レンジのブレイクでトレンド発生→飛び乗りエントリー→負けた」というのは、このブレイクアウト相場の「トレンドは一過性で終わりやすい」という性質から起こるもの。
やっとの思いで、ブレイクアウト相場でエントリーしたとしても、トレンドが短命なために「いかに早くエントリーからポジション保有期間を短くできるか」が鍵となり、シビアな利確、損切りが求められる。
また判定時間が自由にコントロールできないバイナリーオプションでは向いていない。
逆にトレンドチャネル相場は、相場に方向感、規則性があり、トレンドに継続性があるため、FXでも長期ポジション保有ができ利幅が抜きやすい、バイナリーでもノイズに引っかかりにくい。
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それは手法によって勝ちやすい相場環境と勝ちづらい相場環境が決まっているから。
この表が頭に入っていないと、適切な相場環境がわからず、トンチンカンなトレードをしてしまいます。
逆にこの表さえ知っていれば、そもそもチャートを見るときの「スタートライン」が圧倒的に有利になります。
この世に自分の手法にあう相場だけを狙い撃ちするために、正しくチャートを捉えることを「相場認識」と呼びます。
さて、ここで衝撃の事実をお伝えしましょう。
聖杯の80%以上は、トレンドチャネル相場に存在します。
私が過去12年間の中で発見した高勝率手法、パフォーマンスが良い手法を振り返っても、ほとんどトレンドチャネル相場で使える手法ばかりだったのです。
もちろん、他の相場にも聖杯はありますが、わざわざチャンスが少ないところで探すのは時間の無駄です。
つまり、トレンドチャネル相場を攻略することが、聖杯への近道である。
これが、私の12年間のトレード経験から導き出した結論です。
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▶︎勝てなかった頃の私のチャート(イメージ)
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あなたも世の中に溢れる「魔法のインジケーター」「聖杯ツール」「絶対に稼げる必勝法」などなど…何となく違和感を感じていませんか?
もうお気づきかもしれませんが、世の中にあるFX、バイナリー情報は、99%嘘もしくは使えないものです。
特にバイナリー関連のサイトはレベルが低いと言わざるおえない。
バイナリー情報サイトから、あなたが口座開設をするとサイトの運営主に業者から1万円〜4万円の広告料が入ります。
あなたが参考にしているのは、広告収入を得ることはプロでも、バイナリーに関してはただの素人である可能性が高いでしょう。
間違った奴ら教わっても、時間とお金と手間を無駄にするだけ
なんとなく違うような気がしながらも、1000回連続で騙されている私がいうんだから間違いありません。笑
もしあなたが今やっていることに少しでも違和感を感じているのならば、一旦全て今やっていることをやめ、この瞬間から「チャートの本質」を考えてみましょう。
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今回お伝えしたレンジ相場の解説はいかがだったでしょうか。
チャートの本質を知るためには、「チャートをどのように捉えるか」に直結する『相場認識』を叩き直す以外の方法はありません。
正直レンジの相場認識である4種類のレンジを知っているか知らないかだけで100%勝てるわけでありませんが、
1つ自信を持って言えることがあります。
それは「5種類の相場環境を使いこなせれば、これからあなたの負け額は確実に減る」ということ。
つまり、今この記事を読んだあなたは
自動的に「将来の口座残高が増えたこと」になります。
『いや意味わかんないよ‼︎』と思うかもしれませんが、
今回の2種類のトレンドと3種類のレンジの相場認識を持って実践のトレードを重ねていくうちに、いずれ意味を理解する時が必ず来ます。
次回は「究極のローソク足、サイクル、チャートパターン」について扱います。
もちろん全部無料で読めますのでご安心を。
質問や聞きたいことがあれば、LINEしてくれれば、直接サイキックスが全部答えます。
今日はここまで。