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バイナリーオプションで勝てる方法は人それぞれでも、バイナリーオプションで勝てない理由は8割型共通しています。代表的なもので言うと、勘で取引している、資金管理がボロボロ等々、負けている人の共通点を知り、負けている人の行動を意図的に避けることで、バイナリーで負ける可能性を減らしましょう。
今回はバイナリーオプションで負ける理由を「基礎知識」「プラットフォーム」「メンタル」の3つ項目に分けて、バイナリーで勝てない原因や勝てないときの対処法を詳しく解説していきます。
- バイナリーオプションで何をやったら負けるのかがわかる
- 自分のバイナリーオプションにおける弱点が把握できる
- バイナリーオプションへの勝つために何が必要かの全体像が理解できる
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斉木勇一(サイキックス)
論理的アプローチを得意とするトレーダー、システムエンジニア。バイナリー歴8年、為替歴13年。震災をきっかけに相場の世界へ足を踏み込む。長い下積みを経て2015年に脱サラ。やっと勝てたと思ったら、今度は業者に約1000万出金拒否される。 著書「ロジカルトレーディング」「Profit Quadrant」(全文英語)。専門誌「FX攻略.com4月号」、単行本「ボリンジャーバンドで稼ぐトレーダーのFX戦略」掲載。自作インジケーターのDL数は100万回超え。サイキックスの略歴はこちら
チャートのルールを知らない
もしルールを知らないでサッカーをプレイした場合、きっとすぐハンドとファールの連続ですぐ退場になってしまうでしょう。
それと同じように相場においても
- 今なぜ相場が上がっているのか、下がっているのか
- 相場の動きに一定の法則性はあるのか
といった基本的な相場のルールを知らないと、すぐ退場になってしまいます。
「RSIがこうだから〜」「ボリバンがこうだから〜」
「300万で買ったツールがこうだから〜」
という基準でエントリーされている方もいますが
- なぜその数値を指し示すのか?
- どのような構造でどういった計算から成り立つのか?
- その数値には市場においてどのような意味があるのか?
- 実証されたものであるのか
これらを理解していない状態で、訳のわからないインジを使って取引するのは
星占いやタロットカードでポジションを決めるのと同じくらい愚行です。
もっとより、根本的な部分の法則を頭に入れておくべき必要があります。
チャートを見る目が養われていない
インジケーターやツール、わけのわからないシグナルに、頼りきって取引してしまっている人がここまで多い理由は、まるでドラクエのように「何か決まったルートがあり、何となくレベルを上げて強い武器やスキルを手に入れて敵を倒せば次のステージへ進める」と考えている人が多いことが挙げられるのでしょうか。
ある面では正しいですが、ある面では間違っています。
ドラクエの世界であれば、強い武器とスキルさえあれば、ろくに頭を使わずとも
次々と敵を倒し、魔王を倒せることができますが、バイナリーは
強い武器に 自分の実力を加えた「総合力」を強く求められます。
ゲームで例えると「モンスターハンター」のような世界なのです。
武器や防具を使って、大きい野生のモンスターを倒すタイプのアクションRPGゲームのこと
モンハンでは、強い武器と防具があったとしても自分の操作技術によってモンスターが倒せるかがかなり左右します。
かといって強い武器と防具がないと、あっという間にやられてしまいます。
そして決められたストーリーなどなく、自分でその都度何をするか決めなくてはならない。
これは相場の世界と全く同じです。
インジケーター、ローソク足、ライン、サイクル、etc…
それらはただの武器でしかなく、そこから何を読み取れるか。
相場の世界では、その武器が使い物にならないガラクタで
足を引きずってしまうことも多く見られますね。
あとチャートを読めていない人の共通する特徴として「視野が狭い」ということが言えます。
・相場のある一面だけで全てを判断しようとする「虫眼鏡タイプ」
・白か黒かをすぐ決めつけようとする「決めつけタイプ」
・自分の都合の良い材料のみだけで判断する「色眼鏡タイプ」
これらの症状が見られたら、天に召される前に(資金が底をつく)即刻、改善するべきでしょう。
使っているトレード手法が理にかなっていない
古くから存在するウォール街の名言を紹介しましょう。
ウォール街は決して変わらない
財布の中身は変わる
カモはかわる
売り物はかわる
しかしウォール街は決して変わらない
人間が決して変わらないからだ
これは私が大切にしている名言の一つです。
相場にはいつの時代も変化するものと変化しないものがあります。
変化しないものは
「需要と供給の関係」と「相場における人間心理」のみ
これらをロジックに組み込まなければ、
真の意味で「本質的なトレード」とは言えないでしょう。
信頼性の低いバイナリー業者、FX業者を利用している
金融商品取引を行う限り、常に使用する証券会社、FX、バイナリー業者の信頼性の問題がつきまといます。
いくら国内業者で安心性が高いと思っていても偶に「コインチェック事件」のようなことがあったりします。
良いバイナリー業者も存在すれば、絶対に選んではいけない「ブラックFX、バイナリー業者」も存在することもまた事実です。バイナリーオプション取引を始める場合、バイナリー業者の本籍地は海外にあることから、慎重に信頼できるバイナリー業者を選ぶ必要があります。
サイキックス自身も、過去に何も調べずに検索で一番上に出てきた海外バイナリー業者を使っていたら1000万没収された経験を持ちます。
サイキックスの気絶級バイナリーでは、サイキックスの実際に多種多様な業者を使った経験からバイナリー業者は「ハイロー」(Highlow)、FX業者はオアンダを使っていただくことを推奨しております。
バイナリーオプション業者の最新事情を知らない
「2019年年始においてほとんどの手法の勝率が大きく下がるバイナリー業者の仕様変更」が行われました。
この仕様の変化を知らないと、大きく期待値を下げることにつながります。
またバイナリーオプションの場合の取引種類自体に関して
Turbo取引(1分、3分、5分)に存在する大きな欠陥を知らないと、
初心者はあっという間にお金を飛ばしてしまうでしょう
- 業者側の約定拒否やエントリー遅延等が多く見られるため
- 最大ベット額が20万円と決まっており、1日に稼げる限界値が低いため
- 判定がズレるため、期待値がブレブレであるため
使用している業者の最新事情を知らないと、ある日、仕様変更によって突然勝てなくなることはもちろん、どう対策を立てて良いのかがわからなくなります。
また、この辺の知識をつけておくと、
いかにブログ、Twitter、インスタ、YouTubeで活動されている人がトンチンカンなことをいっているかを理解することができます。
「間違ったやつから学んでも間違った結果になるだけ」です。
業者の仕様やルールは、刻一刻と変化し、適応できないものは淘汰されます。
時には取引業者から理不尽な仕打ちを受けることも
知り合いにウォール街出身のエンジニアが作ったアービトラージ系のシステムを証券会社で永久利用禁止にされたという話を聞いたことがあります。
基本的に業者側の方が全て有利で利用者側の方が不利であり、パワーバランス的に利用者が圧倒的に下の立場であるため、業者側にデメリットが発生するようなものは、どんどん淘汰されていきます。これらを踏まえ、プラットフォーム(取引所)についての知識を最大限つけておきましょう
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原因:自分の感情が支配できていない
バイナリーオプション取引では、期待値が高い手法を使って適切資金管理を行っていれば、お金が増え続けます。お金が増えるか減るかは手法の期待値と資金管理に完全に依存するため、「バイナリーで勝つためのメンタル」「こういうマインドを持てばバイナリーで勝てる」というものは存在しません。
ですが、一方でメンタルの不安定から「手法本来の適切な部分でのエントリー、利確、損切りができていない」という方がいらっしゃるのも事実です。その場合、「自分の中の【強欲】と【恐怖】を支配できていない自己管理不足」であるため、即刻改善しなくてはなりません。
「FX戦士くるみちゃん」というFXを主題に扱った面白い漫画があります。全話無料で下にリンクを貼っておくので一度読んでみてください
「FX戦士くるみちゃん」では、
主人公の大学生の女の子が父親のタンス貯金300万円を勝手に使ってFXの世界に飛び込むものの、初トレードで巨額の含み損を出しズルズルと損切りできずにいたら、まさかの逆転。次の朝130万円増えていたというところから物語が始めります。
一方彼女の母はFXで2000万円の損失を出し、亡くなっていています。
また、くるみちゃんは、運よくこの後も資金を増やしますが、くるみちゃんに憧れた大学の同級生の「芽吹ちゃん」という子は、FXへ負けまくって、友達からお金を借りたり、夜の世界へで働くことになります。
投資では「運よくたまたま」お金が増えて、爆益を出せることはあります。
そういった方をSNSなどで見たことがある方も多いかと思います。
ですが、そんなケースはごく一部でしかなく長く続きません。利益を出せたとしても利益分を翌月全て擦ってしまったという話は腐るほど効きます。
このまま投資をやっていくと
これと同じようなことが将来あなたにも起きると考えてください。
たまたま運良く勝っている人の「もっともらしい話」を聞いても、あなたの実力には一ミリも繋がらない。
FXと違い、予め損切り額が自分で決められるバイナリーオプション取引でさえも年間何人の人が全財産を失っていると思いますか?
「バイナリーで勝てないのはわかる」
「数万円溶かしてしまうのもまあわかる」
だが、なぜ平気で数十万単位、数百万単位、数千万単位のお金をすってしまうのか?
それは自分の中の【強欲】と【恐怖】に負けて、
無駄にポジションを取りすぎ、適切な資金管理ができなかったから
・手法が確立していないのにお金を増やしたい一心でエントリーをしてしまう
・少しでも負けると取り戻すためにマーチンしてより大きい額をベットしてしまう
世の中にはあまりにも
「惰性で投資をやっている人が多すぎる」
惰性で投資をやるというのは、パチンコ屋になんとなく入り、好きな台をやってお金を減らし続けている状態と同じ。
またウォール街の名言を紹介しましょう
“ベストの手腕、ベストの幸運を持て、さもなくば(市場から)退場せよ”
常に正しい期待値を追い求めていけば、手法通りに淡々と取引した方がのちに複利でしっかり結果がついてくることが手を取るようにわかるので
感情的に無意味なところでエントリー、決済することが一切になくなります。
バイナリーオプションで負ける人の割合はどれくらいですか?
バイナリーオプションは、8割の人が負けると聞いたことがあるんですが本当ですか?
バイナリーオプションでは9割以上が負けると言われています。
バイナリーは相対取引で、ユーザーとバイナリー業者との利害が相対する取引です。
あなたがもし1万円エントリーして、勝ち判定だったら1万円会社は損をします。負け判定だったら1万円あなたは損しますが、BO業者の売上となります。(ペイアウト率2倍の場合)これだけだと、バイナリー業者は損をしてしまう可能性が高いので、手数料としてペイアウト率を設定することによって利益を得ています。
バイナリーは二者択一なんだから勝てる確率は50パーセントじゃないんですか?
バイナリーオプションは、ハイとローしかないんだから常に勝率は五分五分で、勝率50%さえ出せれば赤字にならないんじゃないですか?
確かに二者択一ですが、10回コイン投げをして表が10回連続出たり、7回表が出て3回裏が出るように実際には50%にはなりません。勝率50%ですが、ペイアウト率の影響で勝った際は手数料が引かれるので、勝率50%だと赤字になってしまいます。チャートには「こういう時には上がりやすい下がりやすい」といった傾向があり、その傾向を掴むことで勝率60%、70%といった高勝率を上げ、利益を出すことが初めて可能になります。
バイナリーに経験は関係ありますか?
バイナリーオプションで勝つためには経験が必要だ。というふうに言われましたが、納得できてません。バイナリーの勝率に経験って関係ありますか?
完全に固定化された1つの手法を使うのであれば、経験はありません。実直に決められた手法をこなすだけで、手法の元々持っているポテンシャル通りの勝率になります。一方で「今のチャートがどんな風に動いているのか」といった部分や「エントリーしない方がいい危険なチャートに見極め」といったような自分でチャートを見る能力においては経験が関係します。
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今回はトレーダーが負ける理由について「相場への知識」「プラットフォームの知識」「メンタル」の3つに分けて解説しました。ここまで読んでいただいたあなたは、バイナリーやFXについて自発的に調べられている聡明な方だと思います。相場においてどれも「知らなかった」という言い訳は許されません。「無知は罪」です。まずは、自分が負けている原因を理解し、その上で何が自分に足りていないのかを分析していきましょう。
あなたが勝ちトレーダーになることを心から願っています。
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