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2020年3月30日に行われたハイロー取引のペイアウト率変更について専門家が解説します。
もくじ
2020年3月30日からハイロー取引(15分、1時間、23時間取引)のペイアウト率が変わるとの告知がありました。
2020年最新版ハイローペイアウト率

- 15分取引:1.85倍
- 1時間取引:1.90倍
- 23時間取引:1.96倍
現在はすでに上記のペイアウト率に変更されています。
ハイロー15分取引のペイアウト率は1.88倍から1.85倍へとなり、損益分岐の勝率が、従来の「約53.2%」から「約54.1%」へと変更になりました。
収支がプラスマイナス0になる勝率。0.1%下回ればお金は減り続け、上回ればお金は増え続ける
つまり、お金を増やすために必要な勝率が「約0.9%」も上がったということになります。
ペイアウト率低下によるトレードへの影響
スプレッドや約定拒否の関係でバックテスト勝率とフォワード勝率が5%程度の乖離があると考えると「勝率59%〜60%」の手法を使ってもトントンぐらいにしかなりません。
たった「0.9%」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
- 勝率50%代前半のロジックを「0.9%」勝率をあげるのは簡単です。
- 勝率60%代のロジックを「0.9%」勝率をあげるのは至難の技です。
50メートル走で考えてみてください。
もともと足が遅い人がタイムを1秒縮めるのと、世界新記録を1秒縮めるのではわけが違う。
トレードへの影響はかなり大きく、もともと期待値を大幅に上回るようなトレードをしていないと厳しいでしょう。
ボラティリティの上昇
私は業者の中の人ではないので、100%正確な理由は知りませんが「2019年比べて2020年はボラが上がり、単純に勝ちやすい相場になった」ことが1つの理由として考えられるかと思います。

これにより0.1pips単位の攻防が起こりづらく、引き分け負けや停滞による負けがかなり削減されています。

元も子もないですがペイアウト率変更への対策は
「勝率を高い手法を使い、期待値を大幅に上回るようなトレード」をすることしかありません。
これまでにハイローは度重なるペイアウト率の変更や、告知なしの内部システム変更を行なっています。
中には理不尽なものもありますが、バイナリーで食べていく以上、バイナリー業者の仕様を理解し、それに適応していくしか生き残る道はないでしょう。
今回のペイアウト率変更がBenefitに全く無関係かというと、そうではありません。15分足取引を使っている以上、ペイアウト率低下により全てロジックで期待値の低下が見られるからです。
ただ2020年は2019年と比べ、短期トレンドが出やすいせいか、手法の勝率自体が高い傾向にあります。
1月、2月、3月の現時点までの月間勝率は2019年の年間勝率よりも0.9%以上勝率が高い傾向があります。 もともとBenefitは損益分岐点ギリギリのロジックではないため、引き続き問題なく、お使いいただけます。 また業者の仕様変更等があった場合はすぐに対応いたします。