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「FXの勉強をしたいが、どの本を読めばいいかわからない」「AmazonでFX攻略本を探したが種類が多すぎる」なんて方は多いのではないでしょうか?ビジネス本の中にもジャンルがあるようにFX本にも「テクニカル本」「ファンダメンタル本」「投資の心得本」と種類があり、目的に応じて読むべきFX本は変わります。
FXの勉強に役に立つ書籍を5冊厳選して紹介します。アフィリエイトリンクは一切使用していませんので、全て忖度なしで書いています。
悩み別トレード上達マップを
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斉木勇一(サイキックス)
論理的アプローチを得意とするトレーダー、システムエンジニア。バイナリー歴8年、為替歴13年。震災をきっかけに相場の世界へ足を踏み込む。長い下積みを経て2015年に脱サラ。やっと勝てたと思ったら、今度は業者に約1000万出金拒否される。 著書「ロジカルトレーディング」「Profit Quadrant」(全文英語)。専門誌「FX攻略.com4月号」、単行本「ボリンジャーバンドで稼ぐトレーダーのFX戦略」掲載。自作インジケーターのDL数は100万回超え。サイキックスの略歴はこちら
FX関連書籍は年間数百冊出版されていると言われています。その中で意外に少ないのが「為替相場の仕組み自体」を詳しく解説してくれている本。FXをやる上に当たって、いきなり取引を始めるのではなく、今からどんなところに自分の大切なお金を投資するのかという「FXとは」の部分を深堀りする必要があります。
投資家のための金融マーケット予測ハンドブック
三井住友銀行信託マーケット事業部が著者であり、論理的に豊富なデータや事例をもとにファンダメンタルや金融市場の仕組みを解説してくれる一冊。
現代のファンダメンタル分析を解説する関連書籍の中ではダントツの整合性とカバー力を持っていています。
ファンダメンタルや金融の全般的な知識が欲しいのであれば、本書はかなりすすめられるでしょう。パソコンの隣において、パラパラめくるだけでも毎回発見があると思います。
本書はどちらかというと「辞書」のような雰囲気が強く、読みきれない人が一定数いるかもです。また用語や予備知識が必要な部分があり、自分でググって考えながら読める人でないと読みきれないかもです。
私が読んだのは第6版で現在販売されている2020年最新の第7版は持ってないので、内容が一部アップデートされています。
最新版(第7版)を読みましたが、第6版と比べてトランプ相場などについて大幅追記されていますね。今から購入される方は第7版で全く問題ないと思います。
武器としてのFX
2015年に刊行された『東大院生が考えたスマートフォンFX』というFX書籍の中では10万部という異例のベストセラーを出した本の続編です。
超初心者にもわかるような解説をしていて、とにかく読みやすい。ある程度の正しいトレードの方向性がわかり、チャートを基礎的な考え方を構築する上で良い入門書になると思います。
純粋なテクニカル分析についての話が「ん?」となる部分がいくつかありました。考え方自体には共感できますが、手法の細かい落とし所の部分は私とは違うと感じました。(※人によって手法が違うのは当たり前です)
先物市場のテクニカル分析
1990年に発行され、有名投資家ジョンJマーフィーによって記された普及の名作。テクニカル分析全般(水平線、トレンドライン、チャートパターン、移動平均、オシレーター、エリオット波動論)などについて詳しく解説されている
体系的にテクニカル分析を学べるという部分では、本書は他の本を圧倒しています。移動平均線1つ取っても、理解できていない人が多いのですが、本書では詳しく仕組みを解説してくれています。現時点でメジャーなインジケーターを使った手法を使用している場合には読んで損はないと思います
1990年にかかれていいるということから、現代の為替市場にそのまま当てはめようとするとかなり無理が出てくる。特にラインの部分に関してはかなり違いがある。テクニカル分析の辞書であってチャートの実践本ではない。
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相場の心得、投資哲学的な本で読むべきなのは「勝ち続けている人の生の声」です。昔はFXをやり買ったら直接銀行に行って注文する必要があったのが、スマホでワンタップ取引できるようになったりと、時代によって環境は大きく変化していますが「巨額な資金を運用し、結果を出し続ける人の考え方」には、どの時代でもある種の共通点が見られます。
マーケットの魔術師
昔のアメリカのトップトレーダーに片っ端からインタビューをして書いた本になります。本書は「投資家におけるバイブル」であり、私が相場の世界へ入った約9年前も今と変わらずに圧倒的な影響力を持っている書籍でした。
はっきり言って神本です。
これをこの価格で手に入れられること自体がありえない。
本書には「トップトレーダーが過去どのような失敗をし、そこから成功したのか」が記載されています。
投資で勝てるようになるまで、大体の個人が同じような箇所で失敗して同じような箇所で悩んでいます。本書を深く読み込むことで「無意識に自分がし続けているくだらないミスや悩み」がなくなるでしょう。
分厚いので読みにくいと感じる人はいるかもしれません。ただ何度も読み込む価値のある一冊ではあると思います。
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
資産230億を持つと言われる個人投資家CISさんが持つ投資哲学について語られた本になります。
税金の手続きをするのが面倒で印税を一銭をもらっていないのだとか。
ここ数年で久しぶりの良書でした。
哲学とは言いつつも「週末に大きいファンダがあった場合には東京市場は売られすぎる傾向がある」などちょくちょく実践的なTIPSについても語られていますよ。
文句の付け所がない1冊です。
バイナリーオプションに特化したオススメの書籍は一般書は特にありません。
国内バイナリーと海外バイナリーは同じ「バイナリーオプション」という名前でも全く取引形態が異なります。
現在販売されているバイナリーオプション書籍はほとんどが「国内バイナリー」「純粋なオプション取引」について解説されているもののため、ハイローオーストラリアなどで対応している「海外バイナリーオプション」とは取引形式が異なり、参考にならないものが多いです。
バイナリーの初心者向け無料書籍
「Logical Trading」(バイナリー1年目の教科書)は海外バイナリーオプション取引に特化した解説した初心者向け教材になります。FXでも使える相場環境の見分け方やローソク足の見極めについて解説しております。
本書に記載されている内容
- はじめに
- 勝ちトレーダーのチャート環境
- 脱インジケーター脳
- 6種類の相場環境
- ブレイクアウト相場とは
- トレンドチャネル相場とは
- 2つのトレンド相場の見極め
- ボックスレンジ相場とは
- 収縮型レンジ相場とは
- 拡散型レンジ相場とは
- 負けトレーダーは大体相場環境認識を誤っている
- 手法別の相場環境との相性グラフ
- ローソク足とプライスアクションの見方
- 勝つためになにが必要か
- 損益分岐点の求め方
- バイナリーにおけるマインド
- 3秒でポジポジ病を治す方法
- 優位性のある手法の条件とはバイナリー業者の仕組み
- さいごに
バイナリー1年目の教科書はバイナリーオプションの正しい知識を知っていただく、業界全体の理テラー向上のため、希望者全員に無償配布しています。公式LINEから「バイナリー1年目の教科書ください」をご連絡いただければ、直接お渡しします。
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あまりに具体的な手法を明記している
一見「具体的な手法を明記していた方が良いじゃん」という気もしますが、時代によって有効なロジックは変わります。
例えば6年前に発売された「iPhone6の使い方マニュアル」を2021年を買う人がいると思いますか?
FXの書籍ではそれが平然と行われています。
過去有効で勝てたロジックであっても、時代の流れによって今の時代でも通用するとは限りません。年々、勝てるロジックというのは、複雑化されていて、2022年現在、本に記載して初心者がすぐ真似できるほど簡単なロジックは本当に限られています。
- 前々回高値から前回高値までを結んだ直線の傾斜が31.3°〜45.1°の時である
- 2本前のローソク足のヒゲの実体に対する割合が90%未満である
- 前足のローソク足のヒゲの実体に対する割合が82%未満、39%以上である
- 過去20日分の平均ボラティリティを23時時点で上回っている
以上と同じようなことを更に
3つの時間軸での分析(MTF分析)で行う必要がある。
「〇〇だけで勝てるFX」「〇〇とMACDを使えば勝率80%」といったような書籍に書いてあった手法をプログラミングで機械的にバックテストを取った経験がありますが、どれも悲惨なものばかりでした。
著者のpipsや直近実績をやたらアピールしている
信じられないかもしれませんが、株式でもFXでも、1億ぐらいまでは割と運が良ければ手法として理にかなっていないものであったとしても稼げちゃうことはたまにあります。
バイナリーの場合も手法の年間勝率自体は損益分岐点を下回っていても、たまたま運が良くて口座凍結された方というのは一定数います。
瞬間風速的に実績を残せることと、長期的に勝ち続けられることは全くもって違います。また前者には全く再現性がありません。
例えるならば、宝くじ1等を当てた人と同じ宝くじ売り場に行ったからと行ってその人と同じように1等が当たらないのと同じです。
明らかに入門者に特化している
あからさまにFXを全くやったことない層に対して販売している書籍は全てググったら出てくるレベルの内容で、薄すぎるので買う必要ないです。
- 世界一やさしいFXの解説本
- 主婦でもできるFX攻略トレード
- FXを始めるならまずはこの1冊
(※全てイメージで実在しません。)
基本超入門者向けの書籍に書かれている手法というのは、パーフェクトオーダーやオシレーターなど王道中の王道であり、勝てる可能性が99.9%ない手法であることが多いです。
FXってそもそもなに?円高、円安ってなに?ってレベルの人は「Money Square」という証券会社がFX超初心者向けにFX用語や為替の仕組みなどを解説してくれるサイトがあるので、まずはそっちを目を通してみると良いと思います。
FXはForeign Exchange(外国為替)の略称で、外国為替とは、異なる通貨を交換(売買)することを意味します。海外旅行に出かける際に、現地の通貨に両替するのもそのひとつです。
https://www.m2j.co.jp/fx-beginners/what
著者の相場歴が5年以下である
必ずしも5年以下だから良くない本というわけではありませんが、
まだ相場を始められて5年以下の方が書かれているFX本は大体、明らかに内容のレベルが低すぎる、検証されていないものが多い印象を受けました。
まだ初学者の方などで「書籍の内容のレベル」が判断できない段階で相場歴5年以上の方の書籍を鵜呑みにするのは良くないでしょう。
バカから学んでもバカになるだけ
間違った人から学んでも間違えるだけ
正しい人から教わっても本質を理解して再現できなければ間違い
それが相場です。
タートルズ系の手法について記載されている
17通貨で複数時間足を使って、いくつかのタートルズの手法でバックテストとりましたが、どれも結果は散々でした。
完璧に今の相場には完全に合っていないので読むだけ無駄だと思います。
紹介したオススメ本は、すべて「具体的な手法を教えてくれて、読むだけで勝てる魔法の書籍」ではありません。
ただ、それぞれこれから相場を学んでいく上で大切なエッセンスが詰まっているので、気になったものがあったら立ち読みでも良いので目を通してみると、新たな気づきが得られるでしょう。
- あまりに具体的な手法を明記している
- 著者のpipsや直近実績をやたらアピールしている
- 明らかに入門者に特化している
- 著者の相場歴が5年以下である
- タートルズ系の手法について記載されている
→これらに1つでも当てはまったら、立ち読みしてじっくり内容を判断した上で、手に取った方が時間とお金、共に節約できる可能性が高いでしょう
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