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ボリンジャーバンドの使い方完全ガイド|5つの形状パターンと勝てる手法を現役トレーダーが解説

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サイキックス
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ボリンジャーバンドはど定番インジケーターでありながらも99%以上のトレーダーが「ボリバンの正しい使い方」を知りません。今まで誰も教えてくれなかった「勝てるボリバン」の使い方について解説します。

記事を読むことで得られるメリット
  • ボリバンの正しい使い方がわかる
  • ボリバンの形状から相場環境を認識できるようになる
  • ボリバンの状態ごとに有効なトレード戦略を知れる
この記事の著者

斉木勇一(サイキックス)

論理的アプローチを得意とするトレーダー、システムエンジニア。FX10年選手。震災をきっかけに相場の世界へ足を踏み込む。長い下積みを経て脱サラ。やっと勝てたと思ったら、今度は業者に約1000万出金拒否される。 著書「ロジカルトレーディング」「Profit Quadrant」(全文英語)。専門誌「FX攻略.com4月号」、単行本「ボリンジャーバンドで稼ぐトレーダーのFX戦略」掲載。自作インジケーターのDL数は100万回超え。サイキックスの略歴はこちら

ボリンジャーバンドとは?基本の仕組みを解説

トレード手法からバンドウォークの終わりサインまで
ボリンジャーバンドの全てが1本でわかる動画を配信しております

ボリンジャーバンドの定義

ボリンジャーバンド とは、統計学の「標準偏差」という考え方を元にした移動平均線をベースのトレンド系のテクニカル指標です。移動平均線、上側のバンド、下側のバンドの3つから成り立ちます。

サイキックス
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ボリバンは統計学の考え方を用いて「期間内のローソク足の終値がどれだけ散らばってるか」を見るインジケーターになります。

計算式と3本のラインの意味

3つのボリンジャーバンドの計算式
  1. 移動平均線の計算式(20SMAの場合)
    (1日目終値+2日目終値+3日目終値…+20日目終値)/ 20
  2. 上側バンドの計算式
    単純移動平均線+2標準偏差(σ)
  3. 下側のバンドの計算式
    単純移動平均線-2標準偏差(σ)

ボリンジャーバンドの正しい使い方|逆張りは間違い

ボリバン逆張り手法の落とし穴

3シグマの範囲内には99.7%収まるから
3シグマにタッチしたら戻る可能性が高い

どこかの自称FX、バイナリー攻略サイト
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こんな文章をどこかで見たことがある方は少なくないのではないでしょうか?

ボリンジャーバンドは主に逆張りで使われることが多く、様々なサイトでもボリバン逆張りで検索するだけでたくさんのボリバントレード手法が出てきます。

ボリンジャーバンド の理論値

±1σの範囲内に収まる確率・・・約68.3%
±2σの範囲内に収まる確率・・・約95.4%
±3σの範囲内に収まる確率・・・約99.7%

ボリバンの理論値は以上の通りです。

この理論値をそのまま利用して
「正規分布で考えると、価格はボリンジャーバンドの内側にあるべきで、仮にバンド外に価格が出た場合、バンドの内側に戻るだろう」というのがボリンジャーバンド逆張りの考え方になります。

統計学の理論値が実戦で通用しない理由

ただボリバンには致命的な欠点があります。

ボリンジャーバンドの理論値は、あくまで「設定期間内」での確率です。デフォルトの20期間設定の場合、±2σに95.4%収まるという理論値は「直近20本のローソク足の中での話」に過ぎません。

実際の相場には数万本のローソク足が存在し、長期的なトレンドや市場心理も影響します。そのため、20期間という限定的な統計データだけで逆張りを判断するのは危険です。

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私が「±3σタッチからの次足反転」をバックテストした結果、年間勝率は46〜56%程度でした。つまり、理論値の99.7%とは大きくかけ離れており、優位性のある手法とは言えません。

開発者ジョン・ボリンジャー氏が推奨する使い方

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ボリンジャーバンドは1980年代にこのおじいちゃん(ジョン・ボリンジャー氏)が開発しました

またジョンボリンジャー氏は「ボリンジャーバンドを逆張りではなく、順張りで使うべき」だと語っています。

開発者本人がボリバン逆張りに否定的で、順張り推奨をしているんですね。

ただ私自身、ボリバンに対して単純に順張りするのには、パーフェクトオーダーでエントリーするのと同じで「サインが出るのが遅い」「ダマシが多い」と理由で使えないと考えています。

ボリンジャーバンドを用いた相場環境認識手法

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私はボリンジャーバンド を順張りでもなく逆張りでもない、「相場環境を判断するための道具」として使います。

バンドの開き具合や形などに合わせて、その都度取るべき戦略を変えています。

ボリバンで見るべき3つのポイント
  1. バンド幅のサイズ(大きさ)
  2. 縮小/拡大しているか?(形)
  3. ローソク足とバンドの関係(位置)

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ボリバンの「大きさx形×位置」を組み合わせて分析することで、初心者でも相場環境認識ができます。

ボリンジャーバンド5つの形状パターンを完全解説

ボリンジャーバンドの種類一覧
  • スクイーズ(縮小)
  • エクスパンション(拡大)
  • スタグネーション(停滞)
  • バンドウォーク
  • レシーブ

パターン1:スクイーズ(縮小)

スクイーズとは

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スクイーズは日本語で「握りつぶした」という意味で、「ボリンジャーバンドが縮小していて、くびれを作っているような状態」を指します。

またスクイーズの発生はバンドウォークが起きる1つの兆候になります。

スクイーズの状態がどれだけ続いているのか?を意識することで次の動きを捕らえやすくなります。

ボリバンのスクイーズ時のトレード戦略

バンドウォークを警戒。

パターン2:エクスパンション(拡大)

エクスパンションとは

エクスパンションとは、ボリンジャーバンドの上下のバンド幅が広がっていく状態を指します。「Expansion」は英語で「拡大」という意味で、バンドが扇形に開いていく様子からこう呼ばれています。 エクスパンションが発生する時は、値動きのボラティリティ(変動幅)が大きくなっているサインです。つまり、相場に強いエネルギーが発生し、価格が大きく動き出したことを意味します。

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ボリンジャーバンド がエクスパンションが起こるチャートの局面というのは大体決まっています。

エクスパンションが起こりやすい場面

エクスパンションは、どんな時でも発生するわけではありません。相場の特定の局面で起こりやすいパターンがあります。

  1. 急騰/急落をした場合…重要な経済指標の発表直後 、要人発言による急変動 、サポート・レジスタンスラインのブレイク 、大口の注文による急激な価格変動など
  2. P波動(拡散型レンジ)のような場合…高値と安値が徐々に広がっていく拡散型のレンジ相場を指します。ペナント型やウェッジ型とは逆の動きで、値幅が段々と大きくなっていきます。

エクスパンション時のトレード戦略

エクスパンションが発生した際、取るべき戦略はその発生原因によって大きく異なります。同じバンド拡大でも、急騰急落とP波動では全く逆のアプローチが必要です。

急騰急落でエクスパンションした場合

急騰/急落が「新規買/新規売/決済買/決済売」のどの売買性質によって行われたものなのかを考え、売買性質に則ったエントリーを行う

P波動でエクスパンションしてる場合

圧力が明確でないことにより

  • FXの場合、リスクリワードが低くなる
  • バイナリーの場合、勝率が安定しない

傾向があるため、エントリーは極力控えたい

パターン3:スタグネーション(停滞)

スタグネーション(停滞)とは

ボリンジャーバンドが平行に近い、または角度がなだらかな状態のこと

また前のタームと比べてバンドの縮小が起きていないか、バンド幅の大きさに着目する必要があります。

スタグネーション時のトレード戦略

ボリンジャーバンド が停滞している時は、バンド幅によって取るべき行動が変化します。

ボリンジャーバンドの幅が通常の状態

「ボックスレンジに近い状態」であるため、「高値/安値の切り下げ、切り上げ」「上辺、下辺付近のプライスアクション」に着目

ボリンジャーバンドの幅が狭まっている状態

ボラがなく、停滞が起きている状態というのは「次の動き」に対して力を溜めている状態なので、FXでの「波を掴むようなイメージ」でのエントリーポイントを探す戦略が取れる  

パターン4:バンドウォーク

バンドウォークとは

バンドウォークとは、ローソク足がボリンジャーバンドの上限または下限に沿って推移し続ける現象です。強いトレンドが発生している際に見られる典型的なパターンで、「バンドにへばりつく」ような動きをします。

バンドウォークが発生している時は、以下のような相場環境にあります。

  • 強い短期トレンドが継続中
  • 一方向への圧力が優勢
  • 押し目や戻りが浅い状態

このような局面では、通常の「±2σタッチで逆張り」という手法は全く通用しません。むしろ、トレンド方向への順張りが有効になります。

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バンドウォークは、強い短期トレンドが発生していることを表す形です。バンドウォーク発生時に「そのトレンドがどこから来たのか?」というトレンドの発生原因を考えましょう

バンドウォークを回避する方法

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バンドウォークは断続的にトレンドが発生していて、かつトレンドの角度が急な場合に起こります。

バンドウォークというのは「レンジがいつブレイクするのか」と同じで「この瞬間に起こるだろう」というのを完璧に予測できるものではありません。しかし、バンドウォークが起こりやすいというのがあり、それらに気をつけることで早めに損切り利確ができ、FX手法の勝率、リスクリワードが改善させることができます。

バンドウォークが発生する前兆
  • バンドウォークが起こるだけの強いトレンドを発生するだけのエネルギーが溜まっている状態(保合いが長く続いている状態)
  • ボリンジャーバンドが縮小する「スクイーズ」の現状が起きている

バンドウォークの終了を判断する方法

バンドウォークの終了を知るための具体的な方法としては「ミドルラインへの回帰を見る方法」「バンドのサイズを見る方法」の2つ存在します。

1つ目は、ミドルラインへの回帰を使った方法では、バンドウォーク発生後に調整が入り、ローソク足がミドルラインにタッチしたことを確認することで、トレンドの勢いが収まったと推測し、バンドウォークが一旦終了したと見なします。

ミドルラインとは

ミドルラインとは、ボリンジャーバンドの真ん中の線のこと。ミドルバンドとも呼ばれる。算出方法は移動平均線と同じ。

2つ目のバンドのサイズを見る方法では、バンドウォークによって広がったバンド幅が縮小したことを確認することで、トレンドの勢いが収まり、バンドウォークが終了したと見做します(エクスパンション→スクイーズの流れ)

バンドのサイズを見る方法は、非常に便利で汎用性が高いバンドウォーク終了サインとなりますので、バンド幅の拡大→縮小を自動的に判断してくれるインジケーターも開発しています。

バンドウォーク時のトレード戦略

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バンドウォーク状況下では、基本トレンドの方向へ対して順張り目線で、押し目を探す戦略に徹しましょう

どんな強い抵抗帯が近くにあったとしても、バンドウォーク時の逆張りはギャンブルトレードになりがちになります。

発生しているプライスアクションからトレンドの終焉を予測することはできても「トレンドの行き過ぎ」「上がりすぎ下がりすぎ」というのは事前に判断できるものではなく、どんなに強い抵抗帯でもバンドウォーク時のような鋭角なトレンドが出ている相場ではブレイクすることが多々あるからです。

バンドウォークで順張りするときのポイント
  • トレンドの発生原因を確認する
  • バンドウォーク発生前にどれくらい停滞(レンジ)が続いていたかを確認する

バンドウォーク回避インジケーター

ボリバン2シグマの逆張りサインツールの改造版で、バンドウォークの回避を目的にして作られたボリバン逆張りシグナルです。ローソク足確定足反転&反転時のヒゲ更新と反転したのを確認できてから逆張りシグナルを出す仕組みになっています。

パターン5:レシーブ

レシーブとは
  • バンドが上向きかつ、陰線が上バンドに当たっている状態
  • バンドが下向きかつ、陽線が下バンドに当たっている状態

レシーブは短期的な圧力の逆転の兆候であり、「レシーブ発生=短期的な反発が起こりやすい」と認識してもらっても構いません。

反発ポイントを「ピンポイントに捉えやすい」ため、FXよりもバイナリーで使うのに適しています。 

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正直ここだけは本当に公開しようか迷いました。それくらい重要なので是非覚えてください。

レシーブが起こる状況
  1. もみ合いが起きている状態
  2. トレンドが発生後、一時的に押し目をつけた状態

ボリバンのレシーブが起こる状況は限られているので、もみ合い時とトレンド発生後の押し目のボリバンとローソク足の位置関係は必ずチェックしましょう

ボリバンのレシーブ時のトレード戦略

もみ合いが起きている状態

スルーでよし
(→レンジ相場で圧力が明確でない時にはレシーブはしばしば発生し、ダマしも多い)

トレンドが発生後、一時的に押し目をつけた状態

そのトレンドに「妥当性」が認められる場合には、大きな流れでは順張り、短期的なでは逆張りでのエントリーをしたい
(→レシーブは短期的な圧力の逆転の兆候のため)

ボリンジャーバンド無料MT4インジケーター3選

MTF&EMA対応「究極のボリンジャーバンド」

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標準ボリンジャーバンドの完全上位互換。上級トレーダーにも満足いただけるかゆいとこまで手が届くマルチタイムフレーム対応ボリバン

ボリンジャーバンド逆張りシグナルツール

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ボリバン逆張り2σ手法をサインツールに。

ボリンジャーバンドをラインにして表示

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ごちゃごちゃしがちなボリンジャーバンドを水平線化してスッキリ表示してくれます。

ボリンジャーバンドのよくある質問

ボリンジャーバンドの中央線は移動平均線ですか?

はい、ボリンジャーバンドのセンターライン(中央線、真ん中の線)と単純移動平均線SMAは同じものとなります。ボリンジャーバンドは、移動平均線の値(一定期間の価格を平均化させた値)に、標準偏差という考え方を加え、応用したインジケーターになります。

ボリンジャーバンドのシグマとはなんですか?

1シグマ、2シグマなどボリンジャーバンドのシグマ(σ)とは、一定確率でこの範囲に値動きが収まるだろうというレンジを表すものです
±1σ(シグマ)に価格が収まる確率:68.2%
±2σ(シグマ)に価格が収まる確率:95.4%
±3σ(シグマ)に価格が収まる確率:99%
レンジの上限のことをプラスシグマと呼び、ボリバンの上側バンドとして表示され、下限がマイナスシグマと呼び、下側のバンドとして表示されます。

ボリンジャーバンドの変わった使い方を教えてください

RSIにボリンジャーバンドを表示して、買われ過ぎ売られ過ぎを検知するRSIとボリンジャーバンドを組み合わせた手法が存在します。

まとめ:ボリンジャーバンドは形状を極めれば聖杯になりうる

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今回は、サイキックスオリジナルのボリンジャーバンド理論を使って、様々なボリンジャーバンドのパターンについて解説しました。

重要なポイントのおさらい

  1. 逆張りではなく、相場環境認識ツールとして使う
  2. スクイーズはバンドウォークの前兆サイン
  3. エクスパンションは急騰急落またはP波動で発生
  4. バンドウォーク時は順張り一択、逆張り厳禁
  5. レシーブはトレンド押し目での反発サイン

実際にチャートに当てはめようとすると、ボリンジャーバンド自体は「収縮→拡大→収縮→拡大」を繰り返すため、短期的なスクイーズやエクスパンションは頻繁に発生し「これってどのボリバンパターンなの?」という判断が微妙なポイントが出てくるかと思います。今回紹介したボリンジャーバンドのパターンを基準に、まずは、わかりやすい急激な縮小、拡大が起きているポイントなど、綺麗なボリンジャーバンドのパターンだけでも判断し、相場環境にあった戦略をとることで、無駄なエントリー減らし、勝率を上げることができます。

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