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トレンドラインは、かなりの精度で逆張りポイントを当てることが有効なテクニカル分析手法です。一方で、トレンドライン引き方を練習したいが、引くルールがわからない。バイナリーやFXでトレンドラインをエントリーポイントに使おうとしても、機能せずブレイクアウトしてしまう。などの悩みを抱えたトレーダーは多いのではないでしょうか。トレンドラインの有効な局面や基礎知識について解説していきます。

他のサイトとは2段階も3段階も先に行くトレンドラインの引き方、有効な局面や基礎知識について解説していきます。
もくじ
トレンドラインはブレイク前提で引くべし
有効なトレンドラインを引くためには相場環境の見極めが9割です。
何故ならば、そもそもトレンドラインはブレイクしまくるものだからです。
トレンドラインをは抵抗帯としての役割だけではなく「波形認識」「トレンド転換の見極め」などにも使えます。
- 抵抗帯としてトレンドラインを引く
- 波形認識のためにトレンドラインを引く
- トレンドの強さを測るために引く
- トレンド転換を見るために引く
周期、サイクルトレードを行う場合には、トレンドライン付近付近で「一定の法則性」を見つけることで利用することもできます。
トレンドラインとは

割と素直なトレンドラインの引き方をしている動画があったので紹介しました。言っていることが全て正しいわけではないので、参考程度に見てみてください。
全文英語ですが、飛ばし飛ばし出てくる図だけみても理解できると思います
トレンドラインが有効かを確かめる時に見るべきポイントは3点。
- 抵抗帯との距離
- 長期足の方向性
- 通貨ペア
水平線とトレンドラインの距離
トレンドラインを語る上において「水平線」は切っても切れない関係にあります
というのも「水平線」こそが「トレンドラインの有効性を大きく左右する存在」だからです。
私は水平線と斜め線であれば、水平線の方が重要であり、
「水平線(価格)が抵抗帯として意識さればされるほど、トレンドラインの有効性は低くなる」と考えています。

上に行くにも下に行くにもある程度意識される水平線まで距離があるような状態であれば、トレンドラインが有効になりやすいです。
つまり、抵抗帯の方向性(水平線)と距離が重要です。
- 水平線との距離があって、トレンドが出ている時
- 右肩上がりのトレンドラインを引けて、現在価格より下に近くにサポートがある場合(斜め線↑ × 水平線↑ )
- 右肩下がりのトレンドラインを引けて、現在価格より上にレジスタンスがある場合(斜め線↓ × 水平線↓ )
- 右肩上がりのトレンドラインを引けて、現在価格より上にレジスタンスがある場合(斜め線↑ × 水平線↓ )
- 右肩下がりのトレンドラインを引けて、現在価格より下にサポートがある場合(斜め線↓ × 水平線↑)
長期足でトレンドが出ている相場
トレンドラインを引く時に必ずみておくべきなのは「長期足での波の位置」です。長期足がトレンドなのか、レンジの中なのか?
トレンドだった場合、
- 長期足が上昇トレンドの中で作りに行った/短期足の下降トレンド
- 長期足が下降トレンドの中で作りに行った/短期足の下降トレンド
では当然ながら、全く状況が違います。
またレンジでもみ合っているような状態では、作用しづらいでしょう。
先ほどお伝えした通り、トレンドラインというのはすぐにブレイクします。ブレイクした時の意味がこの「長期足の状態」によって変化します。
トレンドラインが効きやすい通貨ペア

通貨ペアの特徴 | 有効なトレード手法 |
水平線が効きやすく、トレンド相場が長く続きやすい | 水平線を使用した順張り、逆張りライントレードが勝ちやすい |
水平線が効きやすく、レンジ相場が長く続きやすい | オシレーターを使用したレンジ手法が勝ちやすい |
トレンドラインが効きやすく、トレンド相場が長く続きやすい | トレンドラインを使用した順張り手法が勝ちやすい |
トレンドラインが効きやすく、レンジ相場が長く続きやすい | ブレイクアウト手法が勝ちやすい |
FXでの通貨ペアには、トレンドラインが効きやすい通貨ペアとそうでない通貨ペアがあり、以上の4つのパターンには分別することができます。トレンドラインをレジスタンスまたはサポートとして用いる順張りトレードやチャネルラインを使ったトレードでは「③トレンドラインが効きやすく、トレンド相場が長く続きやすい通貨ペア」を選択することが重要です。

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色んな人のトレンドラインを見てると「後付けの自分よがりなライン」を引いている人が多いです。今回の内容を何度も読み返して、わけのわからないところにトレンドラインを引くのは、もうやめにしましょう。
有効なトレンドラインを引くには「未来の波を当てに行く」ということに焦点を当ててラインを引く必要があります
今完成しているチャートに対して、「後付けで効いているトレンドライン」を引いても何も意味がありません。