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世界中のトレーダーが愛用しているMT4。一般的なFX会社では、NY市場クローズに合わせたGMT +3に設定されていて、日本時間(GMT+9)とは6時間の時差が存在します。実際のFXでトレードするには、脳内でいちいち時差を変換する必要があり、手間がかかります。東京ニューヨークロンドン時間インジケーターでは、4つの時間帯をチャートに表示し、効率の良いトレードを行うことができます。
今回は更にアップデートし、世界3大都市(日本に加えロンドン、ニューヨーク)の時間を一度に把握することのできるインジケーター「Saikix-Clock.ex4」を配布します。
- 世界3大都市の時間を素早く把握することができる
- 複数の視点を持つことができ、効率よく取引ができる
- チャートの動きの把握がより安易になる
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斉木勇一(サイキックス)
論理的アプローチを得意とするトレーダー、システムエンジニア。バイナリー歴8年、為替歴13年。震災をきっかけに相場の世界へ足を踏み込む。長い下積みを経て2015年に脱サラ。やっと勝てたと思ったら、今度は業者に約1000万出金拒否される。 著書「ロジカルトレーディング」「Profit Quadrant」(全文英語)。専門誌「FX攻略.com4月号」、単行本「ボリンジャーバンドで稼ぐトレーダーのFX戦略」掲載。自作インジケーターのDL数は100万回超え。サイキックスの略歴はこちら
東京ロンドンニューヨーク時計表示インジケーター
「Saikix-Clock.ex4」は、MT4業者、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の時間を表示させるデジタル時計インジケーターです。
世界三大時計インジケーターを活用することにより、他の主要都市の時間を一度に把握することができるので機会損失を防ぐことに繋がり、効率の良い取引をすることが可能になります。
FXトレードで他の都市の時間を把握するメリット
もしかしたらこの記事を読んでいる方の中で日本との時差だけ分かれば他の時間はいらないのではないかと思う方がいらっしゃるかもしれません。実は主要都市の時間を把握することはかなり重要なことであり、他都市の時間を把握していない人としている人の間には大きな差がついてしまうのです。
実は相場というのは常に活発に動いているわけではなく、1日の中で何度か値動きがある時間帯が存在します。短期取引を行う場合、値動きが小さい時間帯に取引をしてしまうと効率よく利益を出す、ということは極めて困難となるため、時間帯ごとの値動きの特徴について知っておくことが効率よく取引をするコツにも繋がるのです。ここでは、値動きが活発になりやすい時間帯について解説をしていきます。
- 東京市場(日本時間9時から17時)
- ロンドン市場(日本時間16時から深夜2時)※冬時間は17時から深夜3時
- ニューヨーク市場(日本時間21時から翌朝6時)※冬時間は22時から早朝7時
ロンドン市場、ニューヨーク市場も把握する必要はある?
東京市場が開いている時間帯は主に日本、中国、オーストラリア、シンガポールなどの市場参加者が取引を行います。午前9時55分には基準レートを決める「仲値」(金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)が発表され、取引が発生し、値動きが活発になることがあります。仲値が決まり10時を過ぎると、値動きが落ち着く傾向にあるのが特徴です。
余談ですがゴトー日と呼ばれる5と10がつく日(5日、20日、25日など)は企業の決済日が多い為、取引先に支払うドルが大量に必要になります。その為、ドル高・円安になりやすいといわれているのです。この傾向を利用し、取引をするトレーダーも多く存在します。
ロンドン市場が開くとヨーロッパ勢が中心となって取引を行う為、ユーロやポンドなどの通貨が積極的に取引されることにより、値動きが活発になる傾向があります。19時頃になるとヨーロッパ勢は昼休みに入るため、値動きは一旦落ち着つく傾向にあるので押さえておきましょう。21時以降(冬時間は22時以降)はニューヨーク市場と重なっており、1日の中で最も取引が活発な時間帯となります。本業等で日中はチャートが見られないという方には、この時間帯での取引をお勧めします。
ニューヨーク市場が開くと米ドル/円のほか、ユーロ/米ドルなどのドルストレートと呼ばれる通貨ペアが積極的に取引されます。その中でも24時はニューヨークオプションカットと呼ばれる通貨オプションの権利行使の期限時刻となっており、これに合わせて投資家が取引を活発化させることがある為、翌1時になると値動きが活発になる傾向があるので覚えておきましょう。
値動きが大きいところで取引をし、効率よく利益を出していく為には日本の時間だけ把握していても弱いということが分かっていただけたかと思います。主要都市の時間も把握しておくことで更に利益を出せる取引を増やしていきましょう。
「Saikix-Clock.ex4」の各種パラメーター
- MT4業者のGMT
- サマータイム
- MT4時間の文字
- 東京時間の文字
- ロンドン時間の文字
- ニューヨーク時間の文字
- 文字の大きさ
- 表示させる位置
- X座標
- Y座標
- 文字の色
- 時間の色
世界3大都市表示インジケーターは「お使いのPCの設定時間」と「MT4本体の設定時間(ブローカーによるもの)」に合わせて表示されますのでお使いのPCの時間設定がズレていると、インジケーターも正しい値を示しませんのでご注意ください。また土日のMT4時間は停止した状態になり、週明け市場が開くタイミングで稼働します。
また、サマータイムをオン(true)の状態にするとサマータイムに対応した時差でロンドン時間、ニューヨーク市場を表示させることができます。サマータイムの期間が終わり次第、オフ(False)に切り替えましょう。
色やサイズなど設定で変えられますので、お好みでお使いください。文字の大きさ(Size)は0.1〜からお好みで選べます。
夏時間(サマータイム)とGMTの関係
サマータイム(夏時間)とは、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に、時間を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的として、欧米を中心に導入されている制度です。夏時間というと夏限定の時間のように感じられますが、期間を見ていただけるとわかる様に、9ヶ月と1年における割合が多いです。バイナリーの世界ではアメリカの夏時間を中心にスケジュールを立てる傾向がありますのでしっかりチェックをしていくことが必要です。例を挙げて見ていきましょう。
夏時間:3月第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時(GMT−4)
冬時間:11月第1日曜日午前2時~3月第2日曜日午前2時(GMT−5)
このように季節によってGMT(時差)が1ずれてしまいます。(今回はニューヨーク時間でGMTを算出しています)1時間のズレは取引にも影響してくるのでしっかり押さえるようにしましょう。
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(サイト内完結、登録不要)
- インジケーターをダウンロードし、コピーする(ex4かmq4)
- MT4内部フォルダの「Indicator」フォルダを開き、ペーストする(MetaTrader4→MQL4→Indicators)
- MT4を再起動する
- 右上メニューバー「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」→「いれたいインジケーター」を選択し、導入完了
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曜日ごとにラインを入れることで曜日がすぐわかるようになるインジケーター
取引の時間の大切さは十分に理解していただけたと思いますがそれと同様に「曜日」も重要な鍵を握るポイントです。手法によって、曜日ごとの勝率のブレが激しい手法も存在します。また初心者トレーダーの方が「金曜日の夜だということを忘れて来週の月曜までポジションを持ち越してしまい大損してしまった」という話を定期的によく聞きます。曜日ライン表示インジケーターを使うことで「あれ、今日何曜日だっけ?」となるのを防ぎ、勝率の低下や機会損失を防ぐことができるツールです。
スプレッドをチャート上に表示し、見える化を加速させるインジケーター
スプレッド可視化インジケーターを入れることで「スプレッドの急拡大に気づかずにエントリーしてしまう」といった事態を防ぎます。損失を防ぐためのツールになっており、皆さんの取引を最大限良いものにする為に役立つインジケーターになっています。
東京ロンドンニューヨーク時計表示インジケーターまとめ
為替市場は常に活発に動いているわけではありません。時間の流れ、チャートの流れを汲み取り、良い取引を増やしていきましょう。
今回のインジケーターは普段インジケーターを一切使わないライントレーダー、裁量トレーダーでも使えるようシンプルな設計になっています。ぜひご活用ください。
サイキックスオリジナルインジケーターなので「ここをこうしてほしい」といった要望や改善点などがあればお気軽にLINEしてください。役に立ったと思ったらブログやnoteのサポートをしてくれると嬉しいです。
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